私は、以下の記事のとおり、2020年は手取り収入の50%を投資にまわすなど、節約体質が出来ています。
特に固定費など毎月の支払が発生する支出については、1円でも安くなるように調べ尽くします。
今回は、その結果、1円さえも払うことをやめた生命保険と医療保険の話を記事にしました。
- 保険の勧誘を受けており、入ろうか悩んでいる人
- あまり考えずに保険に加入している人
- “妻への愛の証”と考え、解約したいけど妻に言い出せない人
本記事で取り扱う保険(生命保険、医療保険)の定義
厳密には色々な特約(ガンなど)があると思いますが、本記事ではできるだけシンプルにしたいため以下の通り定義し話を進めます。(最後のまとめでは、ガンにも少し触れます)
- 生命保険とは死亡時に残された家族に一括数千万円が支払われる保険
- 医療保険とは入院時に日額○万円支払われる保険
公的保証制度
保険保険と言いますが、皆さんは民間保険だけを保険と考えていないでしょうか。保険は民間だけでなく、皆さんが毎月の給料から支払っている、社会保険料による保証も立派な公的な保険です。これらの制度を理解したうえで、足りないものを民間保険で補うというのが私の考え方です。
そこで、まずは、代表的な公的保証制度2件についてご説明します。
公的医療保険制度
いわゆる、自営業者が加入する国民健康保険や、サラリーマンが加入する健康保険協会(けんぽ)の保証になります。その保証に以下のような制度があります。
高額医療費制度
(1か月で支払う医療費の自己負担限度額が定められた制度)
【例)窓口負担が月100万円かかった場合】
・年収約350万~750万円※
☛自己負担額 約9万円
・年収350万以下※
☛自己負担額 約5.7万円
- なお、高額医療費制度の利用が4カ月連続する場合はさらに負担が軽くなります
※正確には標準報酬月額で決まるので、一概に年収では決まりませんが、ここではわかりやすくするために年収を想定して記載しました。詳細は、以下出典HPをご覧ください。
※出典:全国健康保険協会 HP
年金制度
いわゆる、自営業者が加入する国民年金や、サラリーマンが加入する厚生年金の保証になります。その保証に以下のような制度があります。
遺族基礎年金・遺族厚生年金
- 夫が亡くなる
- 夫の年金未納期間がない
- 18歳未満の子がいる妻(子が18になるまで)
- 家計が夫により生計を維持されていた
(妻の前年の収入850万円未満(所得655万5千円未満))
☛毎月10万円位※は子が18歳になるまで貰えます
※子1人、年収250万円くらいの夫を想定、子供が増えたり、夫の年収が高かったりすると、さらに支給額が上乗せされます。
※出典:日本年金機構 HP
公的保証制度まとめ
- (ケース)18歳未満の子を持つ妻
- 家族が病気にかかって月100万円の治療費がかかっても、自己負担は月10万円以下となるため、120万円の貯金があれば、毎月1000万円の治療費が12カ月続き1億2千万円の治療費がかかっても、120万円で1年間は余裕で耐えられる。
- 夫に先立たれた子を持つ妻は毎月10万円以上が子が18歳になるまで支給される。
【本題】必要な民間保険
生命保険
生命保険は、一家の大黒柱を失った後に、毎月の生活費がいくら必要かということから計算できると私は考えています。
例えば、毎月20万円かかる家計だとすると、そのうち、子が高校を卒業するまでは毎月10万円が遺族年金・遺族厚生年金でもらえるため、残りの10万円/月を用意する必要がございます。
子供が5歳の場合は高校卒業まで残り13年です。
そのため、夫の死亡保障は以下の計算式で表せます。
☛13年×12カ月×10万円=1560万円
☛子供を大学に行かせたいならさらに1000万円くらい用意
医療保険
高額医療費制度がありますので、貯金が100万あれば、路頭に迷うことはないので、必要ないでしょう。
よく、ガンになったらどうすの?と聞かれますが、ガンになっても、保険対象の治療を受ける分には高額医療費制度の対象内のため安心してください。
ただし、保険適用外治療は除きますので、どうしてもガンになったら国が認めていない治療(保険適用外治療)を受けたいという方は医療保険の特約でそういった事態に備える必要があるでしょう。
私は、別にガンに限らず、3大疾病などの治療は、保険適用治療で良いかなと思っていますので、私にはそういった特約は不要です。
まとめ(妻の説得方法)
私は、民間保険は、死亡時に残された家族が生活に困らない程度の生命保険(死亡保障)だけ加入すればいいと思っています。
以下、数年前の民間保険を解約した時のまたおとまたこの再現VTRです。
長くなりましたが、再現VTRはおしまいです。
本記事が、皆様の民間保険を考える何かのきっかけになれば幸いです。
投資先の参考に、資産形成におすすめできる投資信託を紹介した記事を貼っておきます。
保険について学べる漫画の紹介
インベスターZは、投資漫画で、私も全巻持っています。
しかし、インベスターZは投資漫画でありながら、住宅ローンの話や民間保険の話などの話もあり、私自身、本書からは、そういった節約ネタみたいなものを色々学ばせてもらいました。
その中でも、保険レディーとの闘いを1巻丸ごと割いて描いた、16巻は妻のまたこも好きな巻と絶賛する漫画となっています。今回の記事を読んで、漫画でちょっと学んでみたいという方がいらっしゃいましたら、16巻だけでも読んでみてはいかがでしょうか。
△△応援お願いします(*_ _)△△