銘柄分析

【2022年】投資信託おすすめ銘柄の選別術(信託報酬ではなく実質コストから判断)

 こんにちは。米国株投資家のまたおです。
 私は、ポートフォリオの約4割を米国株式の投資信託に投資しています。

 この記事では、投資信託の銘柄選びに悩んでいる方に向けて、私が行っている選別術の方法について紹介します。また、米国株投資信託のおすすめ銘柄も紹介していますので、興味がある方はご覧ください。

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投資信託の落とし穴

 いきなりですが、投資信託の選択を次のようにしている方はいませんでしょうか。
 もし、何がダメなの??って思う方がいたら是非、本記事を最後までご覧いただければすっきり解決すると思います。

CASE1 信託報酬のみで判断している

 同じような投資信託(例えば米株の株価指数に連動することを目的とした投資信託)を並べて、信託報酬が一番安い銘柄を購入していないでしょうか?
 間違いとは言い切れませんが、是非、あと一歩踏み込んで実質コストまで確認したうえで一番安い銘柄を買うことをお勧めしたいです。具体的な手順は後ほど解説します。

出典 SBI証券ホームページ

 落とし穴の理由は、信託報酬以外のコストが実際はかかっているため、信託報酬のみで比較するのでは、不十分なためです。

 そのコストは隠れコストと呼ばれており、信託報酬と隠れコストを足した費用は実質コストと呼ばれ、この「実質コスト」を比較することが非常に重要となります

CASE2 基準価格の大きさで判断している

 以下の図の赤枠をご覧ください。

出典 SBI証券ホームページ 

 上図の場合、基準価格が18,936円と一番大きい銘柄を選ぶという方がいたら要注意です。はっきり言って、基準価格はその投資信託の優秀さを測る指標としては何にも役に立ちません。

 その理由は、青枠で囲った設定日にあります。
 投資信託は、設定日には10,000円でスタートすることになっています。2017年から2019年というのは基本的に米国株市場は右肩上がりでした。そのため、設定日が古い投資信託の基準価格が高いというのは当然のことと言えます。

 例えば、リーマンショック直前に設定された投資信託は数か月後には5,000円程度になっているでしょう。一方でリーマンショックの底で設定された投資信託は、その数か月後には13,000円程度になっているでしょう。これら2銘柄の基準価格を比べてリーマンショックの底で設定された投資信託の方が優秀とは言えないです。

 これは単純に『たまたま市場の暴落前に設定された銘柄』と『たまたま市場の暴落後に設定された銘柄』の差でしかなく、今後のパフォーマンスを何ら示唆するものではないと言えるでしょう。

実質コストの調べ方

 それでは本題です。実質コストの調べ方を紹介します。

 証券会社によっては、実質コストを出してくれているところもあります。
 しかし、今回はせっかくですので、一次ソース(投資信託の公式ホームページで公表している情報)から算出したいと思います。

① SBI・V・S&P500インデックスファンド

まずは、グーグル検索などで銘柄名を入力し公式サイトにたどり着きます。

出典 SBIアセットマネジメントホームページ

 赤枠で囲った最新の交付運用報告書を開きます。

 このように、総経費率を表した表やグラフがありますので、こちらで確認してください。
 ここで注意したいのは、この総経費率には上図赤線で引いた、募集手数料、売買委託手数料、有価証券取引税が含まれていないという点です。実質コストを調べるためにはこの数字も確認する必要があります。

各費用の意味(読み飛ばしてもOK)
  • 募集手数料とは、投資信託の購入時に販売会社に支払う手数料で、『購入時手数料』とも呼ばれ、この費用が掛からない投資信託を『ノーロード』と呼ばれます。
  • 売買委託手数料とは、投資信託が株式を売買する際に発生する費用です。特にアクティブファンドはこの費用が大きくなります。また、信託報酬は定率で直接購入者が負担するのに対し、売買委託手数料は間接的に購入者が負担しています。
  • 有価証券取引税とは、勉強不足で私もあまり知りませんが、有価証券を譲渡する際に発生する税のようです。これも売買委託手数料と同様に間接的に購入者が負担しています。

 これらの費用は、同じく交付運用報告書に記載があります。報告書内の以下のページをご確認ください。なお、募集手数料は、購入時のみに掛かる費用であり、ランニングコスト(所持しているだけで継続的にかかる経費)には影響しないため、省略できます。

 赤枠で囲った箇所に記載があります。SBI・V・S&P500インデックスファンドは、売買委託手数料、有価証券取引税が発生していないことになります。

SBI・V・S&P500インデックスファンド実質コスト
 0.10%+0.00%=0.10%

 (初心者の方は↓の段落は意味が分からなくても気にしなくても大丈夫です)
 ちょっと余談ですが、SBI証券では、個人顧客のVOOの購入時手数料を無料としているので、その影響だと思われますが、SBIグループ内の取引でもきちんと無料としているところに非常に好感が持てます。

②eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

結論だけ記載します。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)実質コスト
 0.12%+0.007%≒0.13%

③楽天・全米株式インデックス・ファンド

 同様に結論だけ

楽天・全米株式インデックス・ファンド 実質コスト
 0.19%+0.03%≒0.19%

まとめ(米国株投資信託のおすすめ銘柄の発表)

 これまで調べた『信託報酬』『実質コスト』『隠れコスト』をまとめると以下のとおりです。

SBI・V・S&P500eMAXIS Slim 米国株式楽天・全米株式
信託報酬0.0938%0.0968%0.162%
隠れコスト0.0062%0.0332%0.028%
実質コスト0.10%0.13%0.19%

 結果的には、信託報酬の大小だけで判断しても結果は変わりませんでしたが、2022年2月時点で最もおすすめできる米国株投資信託は『SBI・V・S&P500』となりました。

 1位と3位の差が約0.1%という結果を見て、たかが0.1%と思った方は是非考え方を改めてほしいと思います。
 例えば運用資産が1億円になったとします。その場合0.1%は10万円です。年間で、10万円の差となるわけですから、小さいとは言えないと私は思うわけです。

 実は私は以下の記事に書いた通り『eMAXIS Slim 米国株式』派でした。
 さっそく、あとで積立設定を『SBI・V・S&P500』に変更しようと思います。

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