投資の考え方

決算前の注目ポイントの確認(マイクロソフト、アルファベット)

 決算発表を4月27日(日本時間28日早朝)に控えたマイクロソフト(MSFT)とアルファベット(GOOGL)(Google親会社)について今回は決算における確認事項をまとめました。私は米国個別株はマイクロソフトとアルファベットの2社しか持っていないため、その2社が同日に決算発表されるなんて胸熱です!!今からとても楽しみにしています。
 色々書いてて、記事が長くなったので、結論だけ知りたい人は記事の最後まで読み飛ばしてください。

目的

 決算後、好決算にも関わらず”決算の期待で買われすぎていた”とかという理由で株価が下落することはよくあることです。下落すると、今後の成長に不安を覚えたりし、狼狽売りしてしまうのは人間の性です。私自身、そのような経験をしてしまったこともあります。
 そこで、決算前に決算に期待していることを整理しておくことで、私自身が追加投資、売却の判断に迷わないようにすることを目的に今回は作成しました。

決算前の確認項目(まずは過去の確認)

 決算発表の内容は私は英語が読めないので、日本語で書かれたニュースサイト等で確認します。

(余談ですが、日本経済新聞の電子版速報の情報が発表も早く、信ぴょう性も高いと思います。本来は有料会員しか速報記事の全文は見れませんが、楽天証券を開設することで、楽天証券会員特典として有料版の記事が見ることが出来ます。今回の発表も28日の通勤時間にはアップされていると思いますので、興味のあるかたはググってみてください。)

 そこで発表される内容というのが主に以下となっており、私が特に注目する項目はマーカーを引いた2項目になります。
 ・実績四半期の売上、純利益の額および前年同期比の増減率
 ・翌四半期の売上、純利益の額の会社予想(前年同期比予想)
 ・上記項目に対してのアナリスト予想との乖離
 ・時間外取引での騰落率

私が特に注目する2項目のみ抽出します。
 ①(実績)売上・純利益の前年同期比増減率
 ②(予想)売上・純利益の前年同期比予想

 発表される数字の本当の意味を理解するうえで、前年同期の社会情勢や各社の新製品・サービスの発表状況などを整理しておくことが重要となります。なぜかというと、例えば、新製品の発売が遅れた今期と新製品の発売が予定通り行われた前期を比較し、今期の売上伸びが鈍化したからと言ってそれだけで株の売り判断は行えないためです。

今回発表されるのは1~3月期の決算になります
■2020年1~3月の社会情勢
 ・コロナ不況の影響は2020年2月下旬くらいから特に出始めました。
 ・ロックダウンは3月、4月から世界中で行われ始めました。
 ・つまり、前回決算の2020年1~3月のうち、1/3はコロナ不況による影響を受けました
 ・コロナ不況は、マイクロソフトなどのソフトウェア企業(巣ごもりや在宅勤務需要あり)には好影響を及ぼしました。
  (当時の日経新聞の記事の見出しでは、”マイクロソフト22%の増益”となっており、記事の内容も好意的な内容でした)
出典 マイクロソフト22%増益 1~3月最終: 日本経済新聞 (nikkei.com)
 ・コロナ不況は、アルファベットなどの広告収入を柱とする企業には悪影響を及ぼしました。
  (当時の日経新聞の記事の見出しでは、”アルファベット4年半ぶりの低成長”となっていました)
出典 アルファベット4年半ぶり低成長 1~3月期、広告急減: 日本経済新聞 (nikkei.com)

■2021年1~3月の社会情勢
 ・コロナワクチンの接種はアメリカでは2020年12月から始まりました。
 ・そのため、次第にアフターコロナが意識され始め、広告事業が急速に回復していきました。
 ・逆に巣ごもり需要がだんだんと減速していきました。


今回発表されるのは4月~6月期の業績予想となります
■2020年4月~6月の社会情勢 
 ・世界的にコロナの影響を最も受けた四半期でした。
 ・マイクロソフトには好影響、アルファベットには悪影響を及ぼしました。
 ・特にアルファベットは、上場来初となる前年同期比で減収となりました。
出典 アルファベット、初の減収 広告減で4~6月: 日本経済新聞 (nikkei.com)
出典 マイクロソフト、4~6月も売上高最高 クラウドは伸び鈍化: 日本経済新聞 (nikkei.com)
■2021年4月~6月の社会情勢
 ・アメリカではワクチン接種が順調に進んでおり、アフターコロナが完全に意識されてきます。
 ・そのため、引き続き広告事業が好調、巣ごもり需要の減速という予想になると思います。

結論 ー注目ポイントー

前置きが長くなりましたが結論を記載します。

■マイクロソフト
①(実績)売上・純利益の前年同期比増減率
 1~3月期の決算では、例年と同程度の10%程度の増収増益を期待します。

②(予想)売上・純利益の前年同期比予想
 4~6月期の業績予想では、例年と同程度の10%程度の増収増益を期待します。

■アルファベット
①(実績)売上・純利益の前年同期比増減率
 1~3月期の決算では、前年度がコロナの影響を1/3程度の期間受けたことから、例年の1.3倍程度の増収増益を期待し、25%程度の成長を期待します。

②(予想)売上・純利益の前年同期比予想
 4~6月期の業績予想では、前年度がコロナの影響を全期間受けていたことから、例年の2倍程度の増収増益予想を期待し、40%程度の成長を期待します。


■共通事項
 両銘柄に共通する必ず外すことのできない事業がクラウドになります。
 クラウドについては、成長率などを絶対値で示すことは困難であると考えております。
 そのため、大手3社である、アマゾン、マイクロソフト、グーグル(アルファベット)の3社の成長率などを比較し、シェア率の低下や今後の上昇が見込めない場合は、売りと判断する可能性があります。
(アマゾンの一人勝ちが鮮明になった場合は、アマゾン株への乗り換えを検討するかもしれません)

またお
またお
波乱なく無事決算通過できますように(-人-)

またこ
またこ
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