書評

【書評】投資中級者向けおすすめ書籍紹介【レビュー】

 投資本って難しいものが多いですよね。
 投資初心者の方がいきなり難しい本を読むと、「投資って難しい」って思って、途中で始めることをやめてしまうなんて話もよく聞きます。

 実は私も、投資初心者の頃は同じような経験をしており、ブログなどで紹介されていた「ウォール街のランダムウォーカー」を読んで、挫折したことを覚えています。

 そんな方にお勧めなのは、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」ですので、初心者の方は、まずこちらの本を読まれることをお勧めします。

【書評】投資初心者におすすめしたい書籍紹介【レビュー】 山崎元・大橋弘祐著細かいことはわかりませんがお金の増やし方を教えてください  この記事は、初心者向けのおすすめの本の紹介...

 さて、本題に入らせていただきます。ここから先は、投資中級者の方におすすめしたい書籍の紹介となります。上記記事でも書きましたが、投資をする上での最大の敵は自分自身であり、恐怖心であるという話をさせていただきました。
 今回紹介する2冊の本は、株式市場の歴史を学ぶことができ、株式投資をする上で必ず経験する【怖い、やめたい、売りたい】といった恐怖心に打ち勝つ強い精神力を得る一助になると思います。コロナショックなどでそのような経験をされ、色々勉強したいな、と考えている方などにもおすすめしたい本となりますので、よろしければ手に取っていただければと思います。

 私のプロフィールをご覧いただければわかりますが、私は、資産の多くをインデックス投資(投資信託・ETF)で運用しています。

プロフィール ◆またお ・30代サラリーマン ・2017年に1,000万円を元手に投資を始める ・当初は投資信託や、日本・米国の個別株 ・2...

 結論から言いますと、今回紹介する「敗者のゲーム」と、「インデックス投資は勝者のゲーム」は、インデックス投資をしている(してみたい)方にとって必須となる知識が書かれています。特に、積立NISAやイデコといった、長期積立投資で行う投資商品で悩んでいる方などにも大変参考になる書籍となっています。
 また、それ以外の方にも、ポートフォリオ構築の参考になる書籍と思いますので、是非最後までご覧ください。


 ここから先は、ネタバレを多分に含みますので、ご注意ください。

 まず、2冊同時になぜ紹介しようと考えたかと言いますと、これらの著書が言わんとしていることは全く一緒と言って構いません。そのため、どちらか一冊を読めば事足りるとは思います。しかし、微妙なニュアンスや、結論までのアプローチの仕方などが異なることもあり、やはり、歴史を知るという意味では、さまざまな賢者の考え方に触れるというのは非常に大切なことと思い、同時に紹介させていただきました。
 以下は本書で言わんとしていることの要約であり、私自身たまに読み返すときのしおりみたいなものです。要約をご覧いただき、興味がわいた場合は、是非手に取ってご覧ください。

 以下、敗者のゲーム=「敗」、勝者のゲーム=「勝」と表現します。

  • 敗)第8章 リターンの源泉は、「配当と企業収益」からなる。(過去100年で米国株式のリターンは年率+9%)
  • 勝)第4章 その「配当と企業収益」は、全て投資家のものとなるが、投資家が実際に受け取れるリターンは、投資にかかるコストを差し引いた後の「配当と企業収益」である。つまり、コストを差し引く前では市場平均の9%を全て市場参加者で山分けすることができる。
    ※ コストとは取引手数料(株の回転率)、信託報酬、税金
  • 敗)第1章 一方で、市場の売買の95%が機関投資家によるものであることを忘れてはならない。
  • 勝)第4章 機関投資家とは、投資で生計を立てているプロの人たちである。彼らは優秀であり学歴もあり、経験も知識も豊富である。市場では誰かが株を買うときは誰かが売っており、つまり、95%の取引は彼ら機関投資家同士で行っている行為と言える。
  • 負)第13章 過去50年で比較した際、市場平均を上回るファンド(機関投資家が運用している)はファンド全体の5%しか存在しない。(ファンドにかかるコスト(売買手数料や信託報酬)を上回るだけの成績を残すのは非常に困難)
  • 負)第13章 ファンドの過去3年間の成績とその次の3年間の成績の推移を調べてみるとそこに相関はなかった(今年成績が良いからという理由でファンドを選ぶのは意味がないということ)

 以上のことから、個別株投資の相手は機関投資家(プロ)であり、プロに勝てる自信もないし、かといって、投資信託(ファンド)は、50年後に市場平均を上回る成績となるのは、5%しか存在しないから選ぶのも難しいし、選ぶときに直近の成績はあてにならないし、だったら、100%市場平均となる(正確には、インデックスファンドも非常に少額ではあるが、売買手数料や運用手数料を取られるので、市場平均-0.2%程度にはなりますが)インデックスファンドを買ったら95%の投資信託(ファンド)に勝てるからそうするのが正解じゃない?
 ということをこれらの本から学ぶことができます。

またお
またお
興味を持ったから読みたいという人は以下から購入をご検討ください☆

またこ
またこ
難しすぎてよくわからなかったから、私は遠慮しとくわ☆というか、もっとわかりやすく書きなさいよ!

またお
またお
善処します。。。


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