米国時間6月24日にマイクロソフトがWindows11を発表しました。
本記事では、米国投資家目線で、マイクロソフトの今後の成長などにも触れつつ、この発表について考察していきます。
Androidアプリ対応
個人的に一番うれしかったニュースは、なんといっても、Androidアプリに対応したことです。
というのも、私は、PCはマイクロソフトのSurface(Book,Go)を使用しています。主にノートパソコンとして、Surface Bookを、タブレットとしてSurface Goを使うといった具合です。
これらを利用していて最も不便と感じることが、Windows ストア(GoogleのPlayストアのようなところ)のアプリの少なさです。
せっかく、Windows7からタッチ機能が搭載されており、Surfaceのコンセプトも2in1(PCにもタブレットにも使える)とうたっているのに、肝心のタブレット機能としては、ネットサーフィンが便利くらいしか正直使い道がありません。
そのため、今回の発表でAndroidアプリに対応したことは、Surfaceユーザーとしてとてもうれしいとともに、投資家目線ではマイクロソフトの企業戦略がよく表れた発表だと思い、非常に好感が持てました。
マイクロソフトの企業戦略
マイクロソフトは2019年、Android OSを搭載したスマホを発売すると発表しました。
私はこの発表を聞き、これまでOSで食ってきた企業とは思えない戦略に衝撃を受けたことを覚えています。
この発表と今回の発表から感じたことは、マイクロソフトは、Appleのように、PCとモバイルの垣根をなくそうとしているのだと思いました。(モバイルで行っていた作業をPCでもシームレスに行えるようにする)
また、この戦略は、今後はゲーム分野にも広げていき、スマホアプリ(アンドロイド)もテレビゲーム(XBOX)もすべて、シームレスにつながるような世界を目指しているように感じました。
これは、ユーザーにとっても歓迎すべきことであり、Googleとかマイクロソフトとか気にせずに、好きな端末で好きなアプリやゲームを楽しめる将来が想像できます。
これが私の考える、マイクロソフトの企業戦略で、これは企業の成長、ひいては株価の上昇につながるものと信じています。
Androidアプリへの不安
これまで、Androidアプリ対応への魅力について語ってきましたが、不安もあります。
まず、Googleプレイ(Googleの純正アプリストア)ではなく、Amazonアプリストアと連携することです。
何が違うのかというと、やはりアプリ数がAmazonアプリストアは少ない点です。
例として、各アプリストアの検索機能を使いいくつかのアプリの有無を調べてみました。
※令和3年7月13日現在
- クレヨンしんちゃん
- ドラゴンクエスト(1~8)
- パズドラ
- 妖怪ウォッチ ぷにぷに
- ドラクエ11 S
- 楽天マガジン(使いたかったからショック)
アプリが少ないという点は確かに否めないですが、Amazonアプリストアで子供が好きそうなアプリのラインナップが増えるのはうれしいことですね。
また、Windows ストアのみにあるアプリは、がっつりスペックを使うタイトル(XBOX向けも多数)もあり、うまくAmazonアプリストアと住み分けができるため良い提携ではありますね。
棚からぼたもちの企業
色々と書いてきましたが、何だかんだで、ノーリスクでAndroidアプリの魅力が増すという意味では、Googleが最も恩恵を受ける企業かもしれませんね。
それでは、本日はこのあたりで。
今回の記事で出てきた銘柄の分析記事も併せてご覧いただけましたら幸いです。
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